
こんにちは!3児のママのいちこです。
トラブル続きだった3人目の妊娠出産期。
運よく上の2人の時は何事もなかったので完全に油断していました。
コロナ禍だったので当初から里帰りはしない予定でした。
お互いの両親は遠方にいて感染状況がどうなるかわからなかったので、両方の親のサポートを受けずにファミリーサポートやベビーシッターを利用して乗り切ろうと計画していました。
ところが妊娠初期に切迫流産、出産時は大量出血、産後1ヶ月には胎盤遺残の手術のトリプルパンチ。
いや〜出産は命懸けと言いますがまさにその通り。
そんなこんなで予想外のトラブルに見舞われましたが、出産から1年経った今、母子ともに健康で毎日元気に過ごしています。(赤ちゃんは生まれた瞬間から元気いっぱい。トラブルは全て私のみ)
たくさんの人に助けてもらいましたが、今回は切迫流産の時に大変お世話になったファミリー・サポート(ファミサポ)についてお話しします。
- ファミリー・サポートについて知りたい方
- 下の子出産時、上の子の送迎等を悩んでる方
- 産前産後サポートを探している方
- ベビーシッターとファミリーサポートと迷っている方
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切迫流産になり慌てて登録したファミリー・サポート
忘れもしない妊娠8週目。
前日に病院で妊娠を確認してもらった次の日のことでした。
2歳の娘と一緒に長男のスイミングを見学中、「ん?」と嫌な感覚がしてトイレで確認してみるとやはり出血していました。
しかも鮮血。そして結構な量。
仕事中の主人に連絡して子供たちを託し、急いで病院に向かいました。
思い当たる節はたくさんありました。2歳の娘を抱っこもしてたし、ダメだとわかっていながらも自転車にも乗っていました。
後悔することばかりで病院の待合室で涙が止まりませんでした。
診察中も怖くてモニターを見ることもできず、ただただ泣いている私に

結構出血してるねー。・・・・・あ!いちこさん、ここ見える?このピコピコしてるの赤ちゃんの心臓だよ。昨日は見えなかったけど今日は見えるよ。赤ちゃんは生きようとしてる!
もう涙が止まりませんでした。前日の検診では確認できなかった心拍が確認できたのです。
先生が言うには、
- この時期の出血の理由は分からないことが多い。
- 安静にすることに越したことはないけど、安静にしていたからといって必ずしも防げるものではない。
- 不安だろうから入院して様子みてもいいけど、出来る医療行為はない。全ては赤ちゃん次第。
とのことでした。
上の子もいるのでひとまず今日は家に帰り様子を見ることにしました。
家に帰ると心配した妹が手伝いに来てくれていました。思考停止で頭が回らない私と、隣でオロオロする主人の代わりにテキパキとファミリー・サポートについて調べて連絡し、後日説明会にも私の代わりに参加してくれて手続きを完了させてくれました。

妹には感謝してもしきれないです。
ファミリーサポートはもともと産後に上の子の送迎で利用する予定でしたが、重い腰が上がらずまだ登録できていませんでいた。
私がファミリーサポートを利用したかった理由は次の2点です。
- 1時間800円で利用でき兄弟割引で2人目は400円、1200円/hで利用できること
- お迎えのみ依頼したく、1時間から利用できること
注)料金は自治体によって異なります
さらに勤務先が加入している民間の福利厚生で補助が受けられる場合があります。
実際に私も主人の会社も「ベネフィット・ステーション」に加入していたのでファミリー・サポート費用の補助を受けることが出来ました。

出産は何かとお金がかかります。送迎は毎日のことなので少しでも出費を抑えられたので助かりました。
ファミリーサポートとは

ファミリーサポートとは、自治体が主体となって運営し、地域での子育てを助け合う活動です。
地域で育児などの援助を受けたい依頼会員と、支援を行いたい提供会員で構成されています。
- 保育園・幼稚園などの送迎
- 保育園・幼稚園などの登園前・降園後の一時預かり
- 学校への送迎や放課後、学童保育終了後の一時預かり
- 保護者の出産・通院時などの送迎や一時預かり
- 家族の看護・保育施設や学校行事の際の一時預かり
- その他やむを得ない事情による一時預かり
依頼会員や提供会員になるには、住んでいる自治体で会員登録が必要となり、定期的に説明会が開催されています。
登録を完了するとファミリーサポートセンターが依頼会員と提供会員をマッチングしてくれます。
ファミリー・サポートは自治体によって料金や依頼できる内容が異なります。
一度住んでいる所の自治体のファミリー・サポートのHPを見てみるといいと思います。
利用までの流れ
自治体によって利用までの流れは変わってくると思いますので、ここでは私が実際に利用した時の流れを説明します。
予約して妹が参加
今回は急を要することだったので特別に個別に説明を受けた
本来は本人が参加必須、私が動けなかったので妹が代理で行ってもらい登録用紙は私が記入して郵送
運よくすぐにマッチングしていただき、教えてもらった提供会員さんの連絡先にTEL
電話での印象が良かったので事前打ち合わせは実際に保育園で流れを説明することにした
実際に主人と保育園にお迎えに行ってもらい入室の仕方、担任の先生へ紹介、身支度の仕方等を引き継ぎ
保育園から身分証のコピーをとったり園長先生とも挨拶程度の顔合わせを実施
お願いした時間に直接保育園に行ってもらい、自宅まで送迎
送迎時の様子や担任の先生からの引き継ぎを受ける
提供会員の方と相談して、毎日依頼していたので都度払いではなく一週間分まとめて支払っていた
切迫流産と診断されてからの2ヶ月間と産後2ヶ月間送迎をして頂きました。
1年に1回更新の手続きがあります。
説明会の参加は登録時のみで送られてきた書類を返送することで更新手続きは完了です。
更新手続きをしなければそのまま登録解消になります。
年間費等はかからないので、少しでも利用する可能性があるなら更新手続きをすることをお勧めします。
体調が安定し、産後に再び依頼することに
何度か出血を繰り返し泣きながら病院に駆け込む日々もありましたが、妊娠5ヶ月頃にやっと体調が安定してきてので、一旦サポートを中断し産後からまたお願いすることにしました。
ちなみに私の出血の原因は絨毛膜下血腫と呼ばれるもので、絨毛膜と子宮内膜の間に着床出血が溜まって血種(血の塊)になったものだそうです。
絨毛膜下血腫になる原因の詳細は分からないそうで、私自身の過ごし方等で引き起こされるものではないと言われました。
要は防ぎようもないということです。
多くの場合は私のように妊娠中期には自然と吸収されて出血しなくなるようです。
ただ私もそうでしたが、自然に吸収されるまでに出血を繰り返す場合は安静措置を指示されました。
安静措置に1番ネックだった上の子の送迎をファミサポさんにしてもらえたことは本当に助かりました。
私の自治体では前回のサポートから1年以内だったらサポートセンターを通さず依頼可能ということだったので、出産の報告とともに再び送迎の依頼をしました。

連絡はLINEを交換していたのでLINEで連絡を取っていました。連絡の取り方は人によって変わってくると思います。
実際に利用した感想
結論から言うと、ファミサポさんなしでは考えられなかったです。
本当にとてもいい方で、4歳と2歳のヤンチャな2人に根気よく付き合ってくださり、目の前の保育園なのになかなか帰ってこないこともしばしば。
担任の先生からの引き継ぎ等も丁寧にして下さったり、降園中の写真を送ってくれたりとその優しさに、切迫流産で乱れていた心が癒されました。
ファミサポさんがいなければ乗り切れなかったと思います。

今でも年賀状や暑中お見舞いのやりとりをしていて、子供たちもお手紙を書いています。
そしてサポートセンターの方も私の状況を考慮してくれて、迅速に対応していただけたこともありがたかったです。

これも地域の方とのご縁ですから、細く長く繋がっておくことをおすすめします。
近所の人とあまり関わりがなかったので、地域の方と繋がることができとても心強かったです。
留意しておきたいこと
今回は運良くすぐにマッチング出来ましたが、現在多くのエリアでは提供会員よりも依頼会員の方が多くマッチングまで時間がかかるそうです。
もしマッチング出来てもその方と合いそうになければ、サポート・センターの方に相談すると変更していただくことも可能です。
提供会員さんはプロのベビーシッターではなく、地域に貢献したいと最低賃金よりも低い報酬というほぼボランティアで活動してくださっています。
特に託児で依頼する場合、プロのベビーシッターのようなクオリティーを求めるのであれば、ベビーシッター会社に依頼する方が希望に添えると思います。
例えば勉強を見てほしい、テレビは見せないでほしいなど細かい要望には答えられないとサポートセンターの方が言っていました。
私は今回送迎のみをお願いしていたので託児については分かりませんが、私の自治体では託児の場合提供会員の家での預かりとなるため閉鎖的な空間に預けるのは不安な方も多いだろうなと思いました。
さいごに

ファミリー・サポートは登録して利用するまでに手間も時間もかかりますので、なかなか踏み切れないところもあると思います。
実際に私も利用したいと思っていましたが説明会にも行っていませんでした。
もし今後利用してみようかなと少しでも考えているなら、説明会に参加して登録だけ済ませておくものありだと思います。
必要になった時に、依頼内容に応じてマッチングをお願いすると比較的スムーズです。
核家族化が進む中、ファミリー・サポートは地域の方と繋がることができる貴重な機会です。
我が家も家族だけでは乗り切ることが出来なかったと思います。
お世話になったファミサポさんには本当に感謝しています。
なぜファミリー・サポートの活動をしているのか聞いたことがあります。

自分の子供にはあまり手を掛けてあげられなかったから、今の私にできる事があるなら手伝いたいと思ってね。

泣けるーーーーー
私も将来、子育てが落ち着いたら何か恩返しをしていけたらと思います。
今回の出産では産後にベビーシッターも利用しました。
その時のことはまた別記事で書けたらと思っています。
3人目の妊娠出産で身に染みたのは、1人で頑張らなくていいということです。
行政や民間の事業にはママを助けてくれるサービスがたくさんあります。
国からの補助金も出ていて比較的利用しやすくなっていると感じました。
子育ては抱え込まず遠慮なく助けを求めて、たのしくゆるく子育てしていけたらと思います。